授乳後に見られる「のけぞり」や「伸び」のしぐさ
授乳後、赤ちゃんが急に のけぞったり、体をぐーっと伸ばす ことがあります。初めて見た時は「苦しいのでは?」と心配になる親御さんも多いはずです。実際、私の子どもも授乳後によく背中をそらして反り返ったり、腕や足をぴんと伸ばしていました。
よくある原因
① げっぷが出ていない
授乳の後に空気が胃に残っていると、赤ちゃんは不快感から体を反らすことがあります。のけぞる動きは、空気を吐き出そうとするサインのひとつです。
② 胃や腸の動きによるもの
ミルクや母乳が胃に入ると、消化のために腸が活発に動きます。その刺激で体を伸ばしたり反らしたりすることがあります。大人でもお腹が張ると背伸びをしたくなるように、赤ちゃんも体を使って調整しているのかもしれません。
特に、便秘やガスだまりの際にはお腹に不快感が残るため、のけぞりが増える傾向があります。お腹を優しくマッサージしたり、足をM字に動かしてガスを出やすくする工夫も役立ちます。
③ 成長に伴う体の反応
首や背中の筋肉が育ってくると、反り返りや伸びが自然と増えます。必ずしも「異常」ではなく、発達の一環である場合も多いです。
「反り返り」と「背伸び」の違い
赤ちゃんが授乳後に体をそらす動きには、大きく分けて 「反り返り」 と 「背伸び」 の2種類があります。見分け方を知っておくと安心です。
反り返り
- 背中を強くそらし、首や頭を後ろにぐっと倒すような姿勢
- 泣きながら行うことが多い
- 不快感(げっぷが出ない、お腹が張っている、胃の逆流など)が原因になっている場合がある
背伸び
- 両腕や両足をぴんと伸ばす、気持ちよさそうな姿勢
- 泣かずに落ち着いていることが多い
- 大人の「ふわぁ~っと伸びをする」感覚に近く、成長の一環と考えられる
つまり、 苦しそうに泣きながら反る場合は「反り返り」、
リラックスして体を伸ばす場合は「背伸び」 と捉えると安心です。
まれに注意が必要なケース
- 苦しそうな表情をしている
- 泣き叫びながらのけぞる
- 嘔吐を繰り返す
このような場合は、逆流性食道炎や神経のトラブルなどの可能性もあるため、小児科で相談しましょう。
ご家庭でできる対策
- 授乳後はしっかりとげっぷをさせる
- 縦抱きでしばらく過ごす(20〜30分が目安)
- 無理に押さえつけず、赤ちゃんの動きを見守る
- 不安な時は動画を撮って小児科や助産師さんに見せる
我が家での体験
我が家の赤ちゃんも授乳後にのけぞることが多く、最初は「大丈夫かな」と不安でした。しかし、体重が順調に増えていて元気に泣いているので、助産師さんからは「心配しすぎなくて大丈夫」と言われました。今では「成長の一部」と思えるようになり、のけぞる姿もかわいらしく感じています。
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