■ 首がすわるとは?
「首がすわる」とは、赤ちゃんが自分の首を支えられるようになることを指します。
生まれたばかりの新生児は、首の筋肉がまだ未発達のため、頭を支えることができません。抱っこする際も、常に大人が首の後ろを手で支える必要があります。
この首の筋肉が少しずつ発達し、頭をぐらぐらさせずに保てるようになると「首がすわった」と言われます。
■ 首がすわるのはいつ頃?
一般的には、生後3〜4か月頃が目安です。
ただし、赤ちゃんの成長には個人差が大きく、早い子では2か月ごろからしっかりしてきたり、遅い子では5〜6か月頃に安定する場合もあります。
焦らず、その子のペースを見守ることが大切です。
■ 首がすわったかどうかの判断方法
病院や健診でも確認されるポイントですが、自宅でも以下のような観察で判断できます。
① 縦抱きのときに首が安定している
抱っこしても頭がぐらぐらせず、しっかり体と一緒に動くようになっていれば首すわりが近いサインです。
② うつ伏せにしたときに頭を持ち上げる
タミータイム(うつ伏せ練習)のときに、自分で頭を上げて左右を見渡すようならかなり筋力がついています。
③ 引き起こし反応で確認
仰向けの赤ちゃんの両手を持ってゆっくり上体を引き起こしたとき、頭が体と同じタイミングでついてくるかどうかを見ます。
途中で後ろにガクンと落ちず、体と一緒に上がれば「首がすわった」と判断されます。
■ 首がすわる前の注意点
まだ首がすわっていない時期は、以下の点に注意しましょう。
- 抱っこの際は必ず首の後ろを支える 特に縦抱きやゲップをさせるときは、手でしっかり頭を支えるのがポイントです。
- ベビーカーやバウンサーの使用時間に注意 首が不安定なうちは、背もたれの角度が急なものは避け、短時間にとどめましょう。
- タミータイムを取り入れる うつ伏せで遊ぶ時間を少しずつ増やすことで、自然に首や背中の筋肉が発達します。最初は数十秒からスタートでOKです。
■ 首がすわるとできるようになること
首がすわると、赤ちゃんの世界が一気に広がります。
◎ 抱っこが安定して楽になる
縦抱きがしやすくなり、パパやママの顔を見つめる時間も増えます。お出かけ時の抱っこ紐も本格的に使えるようになります。
◎ 授乳やゲップがスムーズに
首の筋肉がしっかりすることで、体のバランスが安定。授乳後のゲップも出やすくなります。
◎ 寝返り・おすわりへの準備が始まる
首の筋肉の発達は、寝返りやおすわりなど次の成長段階につながる重要なステップです。運動能力がぐんと伸びていきます。
■ 首すわりのサインが遅いときは?
もし生後6か月を過ぎても首がすわっていないように感じる場合は、小児科や健診で相談してみましょう。
発達には個人差があるため心配しすぎる必要はありませんが、筋力や神経の発達を確認してもらうと安心です。
■ 我が家の体験談
我が子の場合は生後3か月後半ごろから徐々に首が安定してきました。
タミータイムのときに顔を持ち上げて笑うようになり、「もうすぐ首がすわりそう!」と成長を感じました。
首がすわると抱っこがぐんと楽になり、目を合わせて話しかける時間も増えて、よりコミュニケーションが取りやすくなりました。
■ まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 首がすわるとは | 赤ちゃんが自分の首を支えられるようになること |
| 時期の目安 | 生後3〜4か月(個人差あり) |
| チェック方法 | 縦抱き・うつ伏せ・引き起こし反応で確認 |
| 注意点 | 抱っこの際は首を支える、長時間の縦抱きは避ける |
| すわるとできること | 抱っこ・授乳・寝返り・おすわりの準備 |
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