赤ちゃんがビクッと手足を広げて驚く「モロー反射」。
新生児の頃はよく見られますが、成長とともに自然と無くなっていきます。
この記事では、モロー反射が無くなる時期や、その後に見られる変化、
そして「無くなると寝てくれるようになるの?」という疑問についてわかりやすく解説します。
🍼モロー反射とは?
モロー反射とは、生まれたばかりの赤ちゃんに見られる原始反射の一つです。
大きな音や光、体の位置が変わるなどの刺激を受けたときに、
赤ちゃんが「両手を大きく広げてから抱きつくように戻す」動きをします。
これは生まれながらの防御反応で、
まだ自分の体をコントロールできない赤ちゃんが外界に反応する自然な仕組みです。
この反射が見られることで、赤ちゃんの神経や脳の発達が順調かどうかを確認する指標にもなります。
⏰モロー反射が無くなる時期
モロー反射は一生続くものではなく、赤ちゃんの成長とともに自然に消えていきます。
一般的には、生後4〜6か月ごろに無くなることが多いです。
| 月齢 | モロー反射の様子 |
|---|---|
| 生後1〜2か月 | 強く出る時期。少しの音や動きでもビクッとしやすい |
| 生後3〜4か月 | 徐々に弱まり、びっくりする頻度が減ってくる |
| 生後5〜6か月 | ほとんど見られなくなり、自分の動きをコントロールし始める |
6か月を過ぎても反射が強く出る場合は、念のため小児科で相談すると安心です。
🌱モロー反射が無くなると変わること
モロー反射が無くなるということは、赤ちゃんの神経や脳が発達してきた証拠です。
次のような変化が見られるようになります。
✅1. 自分の動きをコントロールできるようになる
これまでは反射的に動いていた手足を、
「自分の意思」で動かせるようになります。
👉 例:おもちゃを掴む、顔を触る、寝返りを打とうとする など。
✅2. 驚いて泣く回数が減る
音や動きへの過剰な反応が減り、少しの刺激では泣かなくなります。
家庭の中でも落ち着いて過ごせる時間が増えます。
✅3. 睡眠が安定しやすくなる
モロー反射が強い時期は、寝入りばなにビクッと動いて目を覚ましてしまうことがあります。
反射が無くなると、途中で起きる回数が減り、深く眠れるようになる赤ちゃんも多いです。
😴モロー反射が無くなると寝てくれるようになる?
モロー反射が無くなることで、「ぐっすり眠れるようになる」赤ちゃんも増えます。
ただし、個人差があります。
反射が無くなっても、以下のような要因で夜中に起きることもあります。
- 寝ぐずりやお腹の空き
- 生活リズムの乱れ
- 成長による夜泣き(生後6〜8か月ごろ)
それでも、モロー反射が落ち着くことで「ビクッと起きて泣く」ことは減るため、
睡眠の質が徐々に安定していく時期といえます。
💡モロー反射が強い時期の対策
モロー反射が強い時期(生後3か月ごろまで)は、
赤ちゃんが安心して眠れる環境づくりが大切です。
- 🧣 スワドル(おくるみ)で包む→ 手足の動きを制限して、びっくりして起きるのを防ぐ。
- 🌙 寝る前は静かで暗い環境に→ テレビや照明を落として、リラックスできる雰囲気を作る。
- ⏰ 寝る前のルーティンを決める→ 「授乳 → おむつ → 絵本 → おやすみ」など、同じ流れで眠る習慣を。
こうした工夫で、反射がある時期も安定した睡眠をサポートできます。
👶まとめ
- モロー反射は生後4〜6か月で自然と無くなる
- 無くなると、手足の動きが意図的になり、睡眠も安定しやすくなる
- スワドルや寝る前のルーティンで、反射がある時期もぐっすり眠れる工夫を
モロー反射が無くなるのは、赤ちゃんの成長の大きな一歩です。
焦らず、少しずつ変化を見守ってあげましょう。
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