🍼クーイングとは?赤ちゃんの「おしゃべり」の始まり
「クーイング(cooing)」とは、生後2〜3か月頃の赤ちゃんが発する「クー」「アー」「ウー」といった喃語(なんご)のこと。
泣き声とは違い、機嫌が良いときに自発的に出す柔らかい声で、声を使ったコミュニケーションの第一歩とも言われています。
この時期のクーイングは、まだ意味のある言葉ではありませんが、赤ちゃんが喉や舌、口の動きを練習している段階。将来の言葉の発達の基礎になります。
⏰クーイングはいつからいつまで?
一般的には生後2〜3か月頃に始まり、5〜6か月頃まで続くことが多いです。
この間に赤ちゃんは徐々に声の出し方を覚え、音の種類も増えていきます。
- 生後2か月頃:小さく「クー」「アー」といった短い音
- 生後3〜4か月頃:少し長い発声「アウー」「ウーアー」など
- 生後5〜6か月頃:「バブ」「ブー」など、口を使う音も出るように
その後は「喃語(なんご)」に発展し、1歳前後で「ママ」「パパ」などの言葉へとつながっていきます。
🎶クーイングの種類と特徴
クーイングにはいくつかのパターンがあります。赤ちゃんの気分や発達によって違いがあり、どれも正常な成長の一部です。
| 種類 | 特徴 | 出やすいタイミング |
|---|---|---|
| 「クー」「ウー」タイプ | 一番初期に出る音。息と一緒に出す。 | おむつ替えや抱っこで機嫌が良いとき |
| 「アー」「アウー」タイプ | 舌や口を動かして出す音。 | パパやママの顔を見ながら話すように |
| 「グー」「ガー」タイプ | 喉の奥を使った音。 | 声を出す練習をしているとき |
クーイングが見られたら、ぜひ赤ちゃんに話しかけたり、微笑み返してあげることが大切です。
この「やり取り」が赤ちゃんの社会的発達を促します。
💬クーイングの意味:赤ちゃんは何を伝えているの?
クーイングは「快の表現」=気持ちいい、嬉しい、楽しいという感情を声で表していると考えられています。
つまり赤ちゃんが安心している証拠。ママやパパとの信頼関係が少しずつ築かれているサインです。
この時期に、優しく声をかけたり、笑い返したりすることで、言葉のキャッチボールの基礎が育ちます。
🤔クーイングをしないけど大丈夫?
生後2〜3か月を過ぎてもクーイングが少ない場合、必ずしも問題があるわけではありません。
赤ちゃんによって発達のペースは異なりますし、静かな性格の子もいます。
ただし、以下のような場合は一度小児科や健診で相談してみてもよいでしょう。
- あやしても笑わない・目が合わない
- 声や音に反応が少ない
- 泣き声以外の発声が全く見られない
これらは聴覚や発達に関わるサインの可能性もあるため、早めの相談が安心です。
👶クーイング期の接し方のコツ
- 赤ちゃんが声を出したら笑顔で返す
- 「アー」「クー」と同じように真似してあげる
- 優しい声で話しかけてあげる
- スマホやテレビの音ではなく、生の声を届ける
こうした関わりで、赤ちゃんは「声を出すと楽しい」「ママやパパが反応してくれる」と感じ、より積極的に発声するようになります。
💡まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クーイングとは | 赤ちゃんが出す「クー」「アー」などの声 |
| 始まる時期 | 生後2〜3か月頃 |
| 続く期間 | 5〜6か月頃まで(その後は喃語へ) |
| 意味 | 快の表現・コミュニケーションの始まり |
| しない場合 | 個人差あり。心配なら小児科へ相談を |
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